資格なし・大学生から青年海外協力隊になるのはどんな人?【新卒隊員】

JOCV

青年海外協力隊とは、実務経験のある人が途上国へ行き、技術移転・技術指導を行うものだと思われていることがありますが、必ずしもそうではありません。

募集案件の中には、資格があれば実務未経験者でも応募可のもの、特に必須要件がなく幅広い人々が応募できるものもあります。

つまり、職務経験のない新卒でも挑戦できる案件があるのです。

 

え!?未経験でも応募できるの?

うん。協力隊のホームページから募集案件を見れば確認できるよ。

新卒隊員ってどんな人が合格してるんだろう?

元隊員だから少しはわかるよ。気になる…?

 

本記事では、これまでに出会った新卒隊員との交流から「合格する人の特徴」を紹介します。

当てはまれば絶対合格というわけではありませんが、新卒で協力隊に挑戦しようと考えている方々に役立てていただけたら幸いです。

国際協力系の団体で活動した経験がある


特にコミュニティ開発、青少年活動に大卒で合格する隊員は、国際協力系団体で何らかの経験を積んでいることが多いです。

例をあげると…

・フィリピンにいる子どもの教育支援に取り組む学生団体のメンバーだった人が、カンボジアの青少年活動として合格
・アフリカのHIV/AIDS予防啓発に取り組むNPOでインターンをしていた人が、ザンビアのコミュニティ開発として合格   …など。

経験した活動が応募案件の地域(東南アジア、アフリカなど)や分野(教育、医療、農業など)と関連する場合、強みになりそうです。

その他、団体での活動経験が合格に寄与する理由として、次の3つが考えられます。

①行動力/実行力があることを示せる
②現地の社会について理解しようという意欲がある
③活動のアイディアがある

①行動力/実行力があることを示せる

漠然と国際協力に興味があるだけでなく、その興味に対して行動を起こした経験があるという意味で、その人の行動力/実行力を示すものと考えられます。

協力隊の活動では、活動の種探し~計画~実行~振り返り~改善といったPDCAを、隊員ひとりで指揮を執り、まわりを巻き込んで進めていくことが求められます。

ただ単に考えるだけでなく、思いや考えを行動としてアウトプットできる人であること。学生時代の団体活動を通して、すでに国際協力系の団体で経験を積んできていること。 こういった点が評価されそうですね。

②現地の社会について理解しようという意欲がある

任国の文化や風習、社会について理解を深める意欲がないことは印象を悪くしてしまいます。

なぜなら、任国や任地の文化・社会について理解しようという気概がなければ、現地の方々との良い関係構築は難しく、活動がうまくいかなくなってしまうからです。

在学中に活動していれば、対象地域(支援地や事業地)の歴史的・文化的背景を知ったり、社会課題について理解を深めることができます。

例えば…

HIV/AIDSに関する死亡者数が多いのは、南アフリカ、モザンビーク、ナイジェリア、タンザニア、ケニア、ウガンダなどアフリカ諸国に多いですが、わたしの団体ではモザンビークのXXX市を事業地としていました。XXX市は~(略)

こういった団体の活動紹介話を選考過程で披露すれば、活動地や取り組む課題について知ろうとする人であることが伝わります。

「この人なら協力隊として派遣されても、現地のひとや社会を理解しようと努め活動できそう」と思いませんか。

③活動のアイディアがある

活動アイディアがたくさんあることは、強みのひとつと考えられます。

配属先に行ったら、要請内容と全然違うことを求められた…なんてことや、何も求められない…!なんてことも。

コミュニティ開発、青少年活動、環境教育などでは、任地を見てまわり、活動を自分で計画して実行する必要があることが多いのも事実です。

そんなとき、活動をかたち作るアイディアが豊富にあれば便利ですよね。

「〇〇がやってた△△プロジェクトに似たことをしたら良いかも」
「××がやってた〇〇プロジェクトを応用したら、使えるかも」

職務経験がなくても、こんな風にアイディア出しができる人だと選考委員に感じてもらえたらアピールポイントになると思いませんか?

団体活動をしていると、自団体でどんなことをやってきて、今は何をしているか。
他団体がどんな場所で、誰を対象に、何をしているか。
といった様々な情報にふれる機会があります。

活動事例に関する知識を増やせば、応募書類や面接で強みとして示せるでしょう。

選考員側としても、いろいろな引出しをもっているんだな~新卒とはいえ、弱みを理解して準備してきているんだな~と思うはずです。

無資格、未経験で応募する新卒ならば、国際協力系団体で活動に取り組むことをおすすめします!

将来のビジョンが明確で、協力隊での経験が目標達成に有効だと説明できる

多くの新卒が正社員として就職するのを希望する一方で、協力隊を希望する人はレア。良い意味で「変り者」です。

どうして青年海外協力隊になりたいのか。明確な理由を示せなければ、合格を得ることは難しいでしょう。

国際協力を仕事にしたい
途上国の○○に関する研究者になりたい

など、さまざまな目標をもつ新卒隊員に出会いました。話を聞くと、目標達成のためには青年海外協力隊になることが有用だと納得させられるものばかりでした。

協力隊に参加したい理由(将来のビジョン)が明確であれば、応募時点で一定の決意と覚悟があることを示せます。さらに、帰国後の進路選択で途方に暮れる心配がなさそうなので、選考員としても安心できます。

もちろん、2年間の活動を通して、夢や目標が変わる人は少なくありません。大事なことは、応募段階での目標がはっきりしていて、自分の言葉で志望理由を説明できることなのでしょう。

性格は真面目な人が多い

新卒隊員は変り者、変人なんじゃないの?
働きたくないから協力隊に行っているんじゃないの?

なんて言う人もいますが、

これまでの経験から言うと、真面目で温厚な方が多い印象。

名前が知られている大学卒が多く、語学に強い方が多いのも特徴的です。

「JICAの新卒採用に落ちたので、協力隊を受けました」という方もちらほらいますし、
「国際協力の現場で活躍できる人になりたい」という想いをもつ方もいます。

学歴や語学力を踏まえると、努力し続けられるタイプの方が多いから「真面目」という特徴があるのかもしれませんね。

まとめ

職務経験がなくても、在学中など応募までにやってきたことが強みとなる場合があります。バイト、サークル、学生団体、インターン、研究内容、趣味や特技など、未経験だからといって諦めるのではなく、それまでにやってきたことを武器としてアピールするのが良さそうです。

これまでに出会った新卒隊員は、国際協力系団体での活動経験があり、将来のビジョンが明確で、まじめな方が多い傾向にありました。

まだ応募に時間があるなら、団体活動に取り組んだり、キャリアについて考えたり、いろいろと動いてみるといいかもしれません。

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